持続性または再発性のある皮膚疾患

犬の動物病院受診理由の中で多くを占めるのが、実は皮膚疾患(皮膚炎)なのです。慢性的な皮膚炎のある動物は、抗生物質や抗ヒスタミン薬、副腎皮質ステロイド薬、様々なシャンプー剤や薬剤を繰り返し使われたりします。そしてその多くのケースで短期的な改善はみられるものの、頻繁に再発してしまうというのが典型的なパターンだと言えます。或いは、使用した薬剤の副作用の結果として、時間の経過と共に病状が悪化しているという場合もあります。プレトニゾロンという薬がその例にあげられます。このプレトニゾロンという薬は上手く使えばよい薬だと言えます。上手く使えば、ですが。主な働きは「炎症を抑える」「免疫を抑える」この2点です。要するに、解熱作用・痛み止め・かゆみ止め・腫れを抑える等ですね。安価で良く効き、多くの病気の症状を抑えてくれる薬です。しかし問題なのがその副作用です。肝臓への負担・免疫力の低下・皮膚が薄くなる・毛が抜ける・尿路の感染症リスクの増大が副作用としてあげられるのです。ですから、ペットを飼うご家族の理解も大切ですし、獣医としても効き目と副作用のバランスを取りながら投薬する必要があると言えます。許容できる範囲で症状を抑えつつ、且つ副作用も最小限で許容範囲に留める。このようなバランスを保って投薬プログラムを組む必要があります。

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